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3月31日のキナコ
なんだか忙しい春休み。
ようやく閉園まで滞在できる日ができたので狼達の様子を伺いに行ってきました。

ちょうど、数日前の28日、掃除の間しばらくサブへキナコを出していたと円山の公式ブログに書かれていました。
次の週から外へ出る時間を作りたいという話が書かれていたので、キナコの様子も見られるかなーと思って行ったところ、サブに出ていました。

顎下~首の傷ははっきりと見えませんが、縫合する為に毛を剃っているので、なんだかとても痛々しく見えます。
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また、前足に二か所禿げができています。
採血とか点滴のあとかな。

長くなるので畳みます。↓





途中、数回遠吠えをする様子が見られましたが、声がかすれていました。
時々かすれた声になるけど、それとも少し違うような声。
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・・・そして誰も応えず。

サブと室内への出入りは自由らしく、時々中に入りますが、基本的には外で過ごすキナコなのでした。
そして、この日顕著だったのは、左後ろ脚をあげて歩く行動。
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常にその状態と言うわけではなく、普通に歩く様子も見られましたが、観察している間、他の来園者からも足が悪いから隔離されてるんだね、引きずっているね、などと言われるぐらい目立っていました。
そう、どこを怪我しているかまでは書かれていないので(ガラス面に貼られた掲示には、怪我で室内に収容とだけ書いてあるので、外に出ているから??と言う人もいたようです)足が悪いのが原因と思われているようでした。首の怪我は、ガラス面から距離もある事だし、正面からじっくり見ないと気がつかないのかも。

動物園仲間の話によると、28日縫合後、一週間ぶりに外へ出た日は普通に歩いていたそうです。
30日には、いつも長時間座っていた後立ちあがる時に脚がふらつくあの状態に近い感じだけどここまでは足をあげてなかったそうです。

サブ運動場は、雪がまだ溶けきっていないし、坂道になっているので、足腰が弱いキナコには少し負担になるのかもしれません。もう少し平坦なら良いのだろうけど。
運動場で皆が走り回っている様子を見ながら、キナコもこちらへ行きたそうに運動場側を行ったり来たりする姿が見られました。

ちなみに、運動場の男たちはと言いますと、キナコが室内に入ると、ダッシュで全頭集まってきます。
最初は、お?キナコが心配なのか?と思っていたけど…どちらかというとキナコが室内に入る→ご飯というイメージのようで、しばらくご飯が出てくるドアを眺めて小首を傾げまくった揚句、なーんだという形で散開していく様子が印象的でした。お前たち少しはキナコを心配しなさい。
いや、全く無視していると言うわけでもないのですけどね。

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唐突にスリスリし始めるジェイ。
キナコも内側からスリスリ。
ルークもユウキもショウも集まってきてワッショイワッショイした後、ジェイと共に去っていくと言う…。
ポツンとサブに残されるキナコ。

ちなみに、ジェイに寄っていく時、尾は下げていませんでした。
いつも通り、尾をあげて近寄っていってました。
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しばらく見つめ合った後…。
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ふいと目をそらすジェイ。

二頭の関係も相変わらずでよくわかりません。

今後、キナコはどうなるのでしょうか。
このままサブで飼育を続けるのか、なんとかジェイ達と合流するようにするのか。
年齢的、体力的に少しジェイ達と一緒にし続けるのは難しいのではないかと個人的には思うのですが、職員さんをはじめ獣医さん達もそこら辺色々検討しているでしょう。

もうすぐ12歳の誕生日を迎えるキナコ。
まだまだ元気でいてもらわないとね。
by musca-zoo | 2012-04-04 15:52 | 円山動物園


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